ウスケバ・ロゴ ウスケバ・ロゴ ウイスキー造りに欠かすことの出来ない「水」そして「樹」。自然の力が生み出す「生命の水」。

2010年01月27日

その「功績」と「罪」~『僕のメーカー論』~後書き。




全四話立てでお送り致しました、

『その「功績」と「罪」~『僕のメーカー論』』

如何でしたでしょうか?

これは全て書き終えた後に書いてるので

皆様からのコメントはまだ拝見していない状況で。。。

もしかしたら『罪』の所はDOWNしてたりして。。。

書いていてやっぱり思ったのですが、

『僕ってこんな偉そうな事、言える人間ちゃう。。。』

なら、書くな!!

って感じですが。。。

特に『罪』の部分を書くに当たってホント自問自答を

よくしました。。。

「そんなん言ってるけど、オマエは完璧なんか!!」

そんな事ないなぁ。。。

なら書くな!!

ですよね。。。



結局一番お伝えしたかった事は、


「メーカーのマーケティング力でスタートしても良し!!

ただその本質を見抜くのは自己責任。」


って事です。


「大手が言ってるから。」

「なんか賞を取っているから。」


これはきっかけであっても嗜好品であるお酒は

これが基準ではないはず。

一時、煽るだけ煽って、下火になったら

はい、終了。

ま、メーカーさんもお商売なんでいたしかたありませんが

この一過性だけで物事の本質は掴む事は出来ないはず。。。

お客様にとっては嗜好品なのでそんな大そうな覚悟を持って

接しなくても良いのでしょうが。。。

僕たちはそのお客様の余暇の時間をどう有意義に過ごして頂けるかを

真剣に考えるのが生業なんで。。。

僕たちバーテンダーは折角メーカーさんが煽って下さってる

ブームに乗っかるだけでなく、さらにもう一歩先に広がってる

本当の意味でのそのお酒の意味をお伝えしないといけないなぁ

と、つくづく思いました。

四話お付き合いありがとうございました!!

さらに皆様に喜んで頂けるバーテンダーになれる様、日々精進!!  

Posted by くさのっち at 06:30Comments(2)TrackBack(0)僕の○○論

2010年01月26日

その「功績」と「罪」~『僕のメーカー論』~『罪』編その2




今の若い方はご存知ないかも。。。

今もひっそりと「コンク」のもでは残っているのですが

某社が20年程前にリリースした、

「瓶詰めカクテル」

これがですね。。。

まぁ、マズイ!!

更に!!

スタンダードレシピと違う物が多かった!!

何故、「スクリュードライバー」に炭酸が!!

「ピンクレディ」も炭酸が!!ホンマに卵白使ってるぅ?

って代物。



バーテンダーをバカにしてます?



某社は日本における「お酒の情報」の発信力が

只ならぬモノだと自覚していらっしゃるのでしょうか。

それを自覚してこんなマーケティングをするのは

バー文化、バーテンダーをバカにしているとしか思えない。


「いや、バーに行った事ない方に飲んで貰って裾野を広げようと。。。」


なら、もっと美味しく。いやせめてもう少し忠実に造って欲しかった。。。


今や殆ど聞かれない会話ですが。。。


お客様  「すいません。『マティーニ』下さい。」

バーテンダー 「かしこまりました。」






お客様  「あの~。。。これソーダ入ってませんよ。。。こんなキツイの飲めないです。」


どうしたらいいんですか!!

もしこの方が女性連れなら

「お客様は『瓶詰め』のマティーニをイメージしていらっっしゃっているんですね!

本来の『マティーニ』はソーダは入っていませんよ。」

言えますかッッ!!

言えないに決まってるじゃないですか!!


バーテンダー  「かしこまりました。ではロックスタイルにして少しトニックを足しましょうか?」

お客様   「は、はぁ。。。じゃあそうして下さい。。。」






お客様   「そうそう!!こんな感じ!!」



僕はお客様は攻めません。

某社はもっと自社が日本における「バー・洋酒文化」のパイオニア

だと言う自覚を持たなければ、今後もこの様な事が。。。



売れる事が真実ではない。

真実の物を売る。

これが今の時代に求められる商売人の姿ではないでしょうか?

確かに事業は続けないと意味がありません。

しかし、両極端の行動で更に一方が違い過ぎると

もう一方も信頼が出来なくなると思うのですが。。。
  

Posted by くさのっち at 06:30Comments(5)TrackBack(0)僕の○○論

2010年01月25日

その「功績」と「罪」~『僕のメーカー論』~『功績』編その2




去年から流行ってる「ハイボール」。

これはこの某社のマーケティングの上手さが際立ちました!!

くさのっちは「ウイスキーソーダ」が大好きで

「ウチの師匠のこの味を皆様に伝えたい!!」

気持ちで芦屋日記に立っているので

その裾野を広げて下さった某社には感謝デス!!



今の若者には新しく「カッコイイ飲み物」

昔を知る方には「懐かしい思い出の飲み物」



芦屋日記には20代の方から70代の方まで

幅広くいらっっしゃって下さっていますが

60歳以上の方は


「昔は『アレ』は高級で『トリハイ』ばっかり飲んでたな。

当時一杯50円やったかな?学費が月300円やったかなぁ。。。」


と懐かしい思い出と共に飲んでいらっしゃいます。

因みに芦屋日記は『アレ』おいてません。

その代わりニッカさんの『ブラックニッカ』置いてます。


そんな郷愁をも感じさせながらお酒を楽しめるというのは

某社が洋酒の世界が日本に根付いて欲しいと言う強い思いが

創業当時から有ったからに違いありません。

そんな某社のマーケティングや地道な努力があってこそ

日本におけるバー文化も育ったのだと思います。
  

Posted by くさのっち at 06:30Comments(0)TrackBack(0)僕の○○論

2010年01月24日

その「功績」と「罪」~『僕のメーカー論』~休憩。




この『その「功績」と「罪」~『僕のメーカー論』』を

書くに当たって良い所もちゃんと書かなきゃ!!

って思って考えてみたら。。。

思ったより出て来ましたね♪

結局、好きと嫌いは表裏一体?

ま、ホントに意固地になってるんでしょうね。。。

因みに僕は某社の営業マンさんでイヤな方に

出会った事はありません。

皆さん一生懸命、真摯に自社の商品を営業していらっしゃる

方しか出会った事はありません♪

  

Posted by くさのっち at 15:00Comments(0)TrackBack(0)僕の○○論

2010年01月23日

その「功績」と「罪」~『僕のメーカー論』~『罪』編




あなたはフツーに日々過ごしています。

そこに「今後ウチの靴しか買わないんだったら○○を上げます!!」

って言われたらどうしましょ?

あんまり気に入ってなくても、買う人居るでしょうね。

だって必要な物を買うと言う日々の行為にプレゼントがあるんですのも。


それが僕の某社のキライなトコ。


そんな努力をするのなら真面目に品質を上げ、価格を下げる努力をするべき。

ま、どのメーカーさんも昔はしていましたが、某社は顕著でしたね。

いや、「ですね」、ですね。今でもなんで。

某社の一般商品には魂が感じられ難い。

感じるのは

「上手い事造ったな。でも、ちゃんと飲んだらバランス悪いなぁ。。。」

って商品が多い。僕の感覚では。

一般商品でコストパフォーマンスが合ってるなと思うのは

白州10年位かな。12年はクオリティーの割には高いかな。僕の感覚では。

中でもだいっ嫌いなのは、今流行ってるハイボールの「アレ」と

同社が自信満々に出してる例のビール。

例のビールは最近はまだマシになりましたが、リリース当初は


「なんなんや!!このバランスの悪すぎるビールは!!」


って驚いたもんです。更に「モンドセレクション金賞」受賞って!!

ひっくり返りそうになりました。。。

ま、「モンドセレクション」ってベルギーの民間団体の賞で国際的にはほぼ無名。

昨今この賞は出品商品の約50%が日本製品で、

その内約80%が受賞する感じの賞なんですけどね。

ま、これも「モンドセレクション」を日本に広めた某社の力!!

やっぱ凄いですね!!

国際的に無名な賞をここまでいけしゃーしゃーとアピールするってのも凄い!!

ま、「賞を取った」のではなく「賞を取らせた」んでしょうけどね。

このマーケティングの巧み過ぎる所は、下手をすると人の味覚を

「正しくない」方向へ導く可能性もあると

警笛を鳴らしたい時があるのは僕だけでしょうか?
  

Posted by くさのっち at 06:30Comments(4)TrackBack(0)僕の○○論

2010年01月22日

その「功績」と「罪」~『僕のメーカー論』~『功績』編




そう、くさのっちが好きでない某社。

バーテンダーさんの中でもアンチ派と擁護派に

結構キレイに分かれる事の多い某社。

日本のバー文化・酒文化の発展には欠かせなかった

いや、これからも欠かせない某社。

日本で初めてウイスキーの蒸留所を造ると言う

偉業を成し遂げ、我が国にウイスキーを染み込ませ、

わずか100年程で『世界五大ウイスキー』と

呼ばれる地位まで来れたのはこの社の開拓精神と

洋酒への熱い想いがあったからに違い有りません。



くさのっちの今まで飲んだウイスキーの中で一番美味しかったもの。



それは、何を隠そう某社のウイスキー。



この『扉の向こう側。。。』にもよく書かせて頂く

画家の森澤達夫先生からの頂き物。

その名も。。。

『age unknown』(非売品)

そう、その蒸留所の重ねた日々を見続けたウイスキー。

この『age unknown』は二代目の社長が自叙伝を出版された時、

その出版パーティーに参加された方だけに配られた代物。

日本で最初に立てられたその蒸留所の片隅にあった蒸留年不明の樽。

おそるおそる飲んで見るとそれは。。。

その化けモノの様に美味しいウイスキーを出版パーティーの時に

プレゼントされるとはッッ!!

その人柄もカッコ良過ぎますね!!

この『age unknown』。

確かカスクストレングスでなく加水はされていたとは思うのですが、

口に含んでも「アルコール」って感じが全くしませんでした。

バニラ、チョコレート、さらにバニラ!!

と嫌味が無く官能的なオトナの甘さが爆発的に広がった記憶が。

そしてそのイメージを変える事無く、ビロードの様に

優しく、なが~~~い、余韻が。。。

『こんなウイスキーって存在するんや。。。』

と、バーテンダーになって多分二年目くらいのくさのっちは

衝撃を受けました。

しかし、あの『age unknown』以上のウイスキーには

まだ出会っていません。

今思うと思い出を美化している所は無きにしも非らずですが

多分それは現実だと思います。

こんな素晴らしいウイスキーを造る某社の底力を感じざるを得ませんでした。

歴史の重み、深さ。

某社の気迫を思い知らされたくさのっちの思い出です。
  

Posted by くさのっち at 06:30Comments(6)TrackBack(0)僕の○○論

2010年01月21日

その「功績」と「罪」~『僕のメーカー論』~前書き。




最近、軽いお話ししか書いてませんねぇ。。。

久々に『僕の○○論』的なものを書きたいとは

2010年に入ってからずっと思っていたのですが、

なかなか題材を決めあぐねてまして。。。

この『僕の○○論』的なものを書くのは

本当に神経を使います。

ま、過去の記事を見て頂ければお分かりの様に

自分の想いを語ると、その反対の事が否定される事もあり。。。

色んな方から為になるコメントを頂きます。

『書かなければ良かったかな。。。』

『自分ってまだまだやな。。。』

と、書く度に自己嫌悪と日々精進!!の気持ちが

入り混じった不思議な感覚に。。。


そんな今回の『僕の○○論』的なもの。

それは、半分意固地になってる感が強い

某社へのくさのっちの思い。

決して最初から嫌いな訳では。。。

むしろ最初は好きだったかな?

でも、バーに立つ日々が続くうちに。。。

明日からその「功績」と「罪」~『僕のメーカー論』~

をお送り致します。

まだまだ未熟なくさのっちなので

色々浅はかな考えを披露するとは思いますが

『そらちゃうで!!』って事は厳しいコメント

宜しくお願い致します。
  

Posted by くさのっち at 06:30Comments(0)TrackBack(0)僕の○○論

2009年11月29日

お酒に対する僕の想い。




『ボトルキープをするとバーテンダーがバーテンダーで無くなる』

と言う言葉が全く理解出来ないくさのっち。

何故かと言うと、この方の

「ボトルキープをするとボトルを飲むのでカクテルを飲まなくなる。

なので、バーテンダーがバーテンダーでなくなる」

とは全くこれっぽちも思わないからです。


ロックでもカクテル。

水割り、ソーダ割りなんかは勿論。

僕の捕らえ方は、

『バーテンダーが仕事をした時点でそれは自分の作品』

と、思って日々過ごしてます。

芦屋日記は勿論ボトルキープをしています。

お客様のお好みのお酒を好きな飲み方で楽しめる様に。

特に、僕のソーダ割りファンの方はキープされる方多いですね。

昔から。

同じ銘柄を一日の最初から最後まで飲まれる方もいらっしゃいます。

例えばグレンリベットをキープしていてソーダ割りで飲むのが

好きとしましょう。

最初の一杯目・中間・終わりの方。

全て違う気持ち・表現方法で僕は創ります。

最初の一杯は爽快感を大切に。

中間は酔いも心地よくなる様、スムーズかつモルトの旨味も引き出しながら。

最後の方は『今日も飲んだなぁ・・・』と言う満足感が出る様、

重厚な感じのソーダ割り。

コレは決してお酒の量で調整するんではありません。

お酒の量で調整すると、終わりの方のソレはただ濃いだけですし

最初の方のソレはただ薄いだけ。

そうじゃなく、ソーダの湧かせ方・立たせ方を変えて

飲み口を変えて行きます。

ショットでのオーダーでも勿論この事を考えます。

ロックでもそう。

例えば、沢山ステアすると冷たくなりますよね。

そうすると、口に含んだ時に旨味よりも

温度の感覚の方が先に来ますよね。

今、このお客様はどちらを求めているのか?

これを考えます。ロックでも。

その日の気温、それに由来するグラスの温度を考えながら。




この方は石田三成の『お茶』のお話しご存知無いんですかね?



僕はこの石田三成のお話しが大好きで

バーテンダーの心に通じるものがあると思います。

ま、僕みたいな若造でカウンターでも煙草を吸ってるバーテンダーが

何を言ってんねん!!とこの方は思うでしょうが。

「銀座の重鎮」「正統派中の正統派」「カクテルの達人」

と形容されるこの方のこの本でのお話しが余りにも悲しくて。。。  

Posted by くさのっち at 06:30Comments(12)TrackBack(0)僕の○○論

2009年11月28日

どう言う意味でおっしゃってるのでしょう・・・




昨日UPした名著『人はなぜバーテンダーになるか』の

僕が感じた違和感のある一話。

それは。。。

「15年続けた自分のお店を畳んだ理由は。。。」

ボトルキープが流行しだしたから。

?????

いわくは、ボトルキープをするとバーテンダーが

バーテンダーで無くなるそうです。

?????

ボトルキープをするとボトルを飲むのでカクテルを飲まなくなる。

なので、バーテンダーがバーテンダーでなくなるそうです。

?????

僕の頭では全く理解出来ないんですけど。。。

ボトルキープと閉店の理由がリンクしないです。

更に不思議なのが、御自分のお店を閉められてから

他のお店に移って現役バーテンダーなんです。

70歳を過ぎても。


コレはこの方の伝え方が悪いのか、筆者が捉え方を間違えたのか。。。

ボトルキープが嫌なら御自分のお店ではしなければ

良いだけのお話しじゃないんでしょうか?

今までこの方とこのお店が好きで通ってて下さってる

お客様はどうなるんですか?

御自分は現役で続けるから今度からこっちに来て下さい。

ですか?

僕のBAR・バーテンダー・経営者論のどれを取っても

当てはまらないし、理解が出来ないんです。

でも、この方をNETで調べたら

「銀座の重鎮」「正統派中の正統派」「カクテルの達人」

など、色んな凄い言葉で形容されてるんです。

書きたい事はもっともっといっぱいあります。

でも、このたった15頁の文章だけでこの方の全てが

分かる訳ではないので止めておきます。

ただ

『ボトルキープをするとバーテンダーがバーテンダーで無くなる』

と言うのは全く理解出来ません。

何故ですかって?

それは。。。  

Posted by くさのっち at 06:30Comments(2)TrackBack(0)僕の○○論

2009年11月27日

人はなぜバーテンダーになるか




と、言う本はご存知ですか?

残念ながらもう絶版になってしまったのですが、

今でもヤフオクなどでは出ているので購入する事は

可能な名著なんです。

芦屋日記にあるソレは『色紙の裏表』などを

教えて下さったり、マイケルジャクソンの

ウィスキー本などを下さったりする、

とっても多趣味で素敵なお客様からの頂きもの。

いつも、気に掛けて下さってありがとうございます!!

頂いたのは今年の頭くらいで、読みきったのも随分前なのですが・・・

いつかUPしようと思っていたのですが中々書く時間が・・・

何をそんな大そうな!!

と、思いますよね。

それはとある一話にとても違和感を感じて

ソレをUPしようと思ってまして。




この『人はなぜバーテンダーになるか』は

戦前・戦後の時代にバーテンダーを志し

最近または今でも現役の方の話しを集めてるのですが・・・  

Posted by くさのっち at 06:30Comments(2)TrackBack(0)僕の○○論

2009年09月17日

僕のソーダ割り論 「誰がそんなん言ってるん?」編




「そうなん!!あなた知らないの!!

バーテンダーは皆、『角ソーダ』が好きなのよ!!」


ホンマですか?

僕、大嫌いなんですけど。。。


これは、とあるBARに飲みに行った時のお客様の会話。

その日に出逢った感じの女性と青年。

青年はBARに余り行った事が無いようで、オススメのお酒などを

マスターに聞いたりしてたメッチャ好青年♪

女性は結構遊びなれた感じで、そんな好青年に教えて上げようと上記のお言葉。



誰が言ってるんでしょね?

「バーテンダーは皆、『角ソーダ』が好き」。。。

ちょっと意固地になっている事は認めますが、

芦屋日記は『角』をご用意してません。

ニッカさんの『ブラックニッカ』をご用意しています。

確かに『角』のCMのお陰で最近の裾野が広がった事は

認めますが、そこから先の世界を提案していかないと

ウィスキー・ウィスキーソーダの定着ではなく、

ただ単なる『角ハイボール』ブームで終わってしまう気が。。。

で、また暫くしたらお金かけて違うブームを作り出す。

こう言う売り方するから、嫌いやねん。

企業体質が僕とは合いません。いまんトコ。


角スタート。勿論OKです!!

そこから色々提案してモルトソーダの遊び心を分かって頂きたい。

あの優しさ溢れるソーダ割りはレギュラークラスの

ブレンデットソーダとは違う世界。

で、また角に戻るのも一興。


お客様のニーズに応えるのも間違いなくバーテンダーとしての仕事。

でも、お酒に司る仕事をしているのであれば、お客様にとって

新たな発見をお伝えするのもバーテンダー。

CMはひとつのきっかけ。

それからスタートされた方を、BARの世界へ誘うのが

バーテンダーの仕事では。。。



僕はまだまだ修行中ですが、厳しくて優しい師匠のモルトソーダは

他のお店とは違う、全くの別世界でした。

この厳しくて優しい師匠の最後の弟子としてこの味のソーダ割りを

皆様にお伝えするのも僕の使命と思い日々芦屋日記に立つ僕です。



生意気な事書いてすいません。

久々にヒートアップしてしまいました。。。  

Posted by くさのっち at 06:30Comments(0)TrackBack(0)僕の○○論

2009年09月16日

僕のソーダ割り論 最新版!!




一周年を記念してこの『扉の向こう側。。。』のファンの方から

一番反響があり、「くさのっちと言えばソーダ割り!!」と言う

嬉しいイメージが付いたアノ記事をUPしようと

思ってたのですが、読み返すウチに書き直そうかと。。。

最近某目メーカーさんのお陰で『ハイボール』のオーダーが多いことですし。

CMの映像に氷が入っててホント良かった。。。

では。。。


まず、僕はウイスキーを冷凍庫に入れるの大嫌いデス。

「爽快な口当たりになる。」「すっきりして飲み安い」etc色々な意見がありますが

正直僕は嫌いです。風味・味わい・香りともに

ある一定の温度を下回るとグンと落ちませんか?

冷凍庫に入れる事を推奨するって、

「常温で飲んだら雑味があるので、冷やしてごまかして下さい。」

って言ってるのと同じでしょ。

僕はそんなお酒わざわざ飲みたいと思いません。


最近の流行の一つに「神戸ハイボール」。

キンキンに冷やしたグラスにキンキンのウィスキー。

そして氷を入れずにソーダUP!!で、香り付けのレモンピール。

これは、トリスなどのお酒をいかに美味しく飲むか考え抜かれた

素晴らしいカクテルだと思います。

でも、ウィスキーの美味しいソーダ割りは

「ハイボール」スタイルでは無いと僕は考えています。



余り冷えすぎていないグラスに適度の氷。

そして氷を伝わせながらウィスキーを。

で、ソーダを勢い良くUP。

ここで最近よく見られるのが、そ~っと注いだり、ステアをさっとしかしないと

ソーダの臭さが残って気になって仕方ない!!

「炭酸抜けるんちゃう?」って思われるかも知れませんが、

ちゃんとしたやり方をすれば、バースプーンをガンガンに使っても炭酸は抜けません!!

ウィスキーとソーダを融合させる様、バースプーンでしっかり湧かせてあげます。

で、お客様の前へ。。。

名前は「ソーダ割り」ですがウィスキーをソーダで割ると思って僕は創りません。

ウィスキーの芳醇な香り・旨味をソーダで優しく包み込む。

この気持ちで今までの何万杯を創ってきました。


そんな僕のオススメは「デュワーズ・ソーダ」。

優しさに包まれたソーダ割りは「最初の一杯」だけでは無く、

飲み続けても飽きない表情を見せます。

言うなれば『石田三成の心』ですね。  

Posted by くさのっち at 06:30Comments(0)TrackBack(0)僕の○○論

2009年05月21日

『こだわり』の角度。

先日、関西にいらっしゃっていた人気ブログ『若造酒記』DEKACHOさんが

芦屋日記にいらっしゃって下さいました!!

DEKACHOさんとはちょっとした共通点があり、

メールやコメントのやり取りはあったのですが

お逢いするのは初めてでした!!

DEKACHOさん。。。

ホントに、

でかいっすね。。。


で、色々楽しいお話しを聞かせて下さったのですが、

とても興味深いお話しも。。。


『材料があったとしても創った事の無いモノは創らない。』



お客様に「材料あるじゃない!」的な事を言われたら。。。


『練習しておきますので、二週間後にいらっしゃって下さい。』



と。

これはくさのっちの発想に全く無かった。。。

これもこだわりの角度のひとつ。

そんな見解があるのか。。。とびっくりしました。

でも、それも考え方のひとつですよね。

と、もうひとつは、リキュールについての見解。

正直驚きました。

これはDEKACHOさんの言葉じゃないと真意が伝わらないので

何かは書きませんが、ある意味仰るとおり。。。

でも、くさのっちはそんな行動に移せない。。。



DEKACHOさん 「くさのっちさんの『僕のソーダ割り論』興味深く読ませて頂きました。」



くさのっち  「ありがとうございます!!」




これはDEKACHOさんとだけでなく、時々芦屋日記で交わされる会話のひとつ。

この会話をする度にドキッとしますが。。。

あの記事は自分にプレッシャーを掛ける為にも書いたモノなので。。。



美味しいのは当たり前。

お代に相応しいのも当たり前。

その先の『感動』を味と接客で創り出す。



それが僕の信念。


サービス力と接客は違いますよ。


この日のDEKACHOさんとの会話で始めてのこだわりの角度を

聞かせて頂いたくさのっち。

僕が勉強させて頂きました。

DEKACHOさん。本当にありがとうございます。




あっ!!『閉じ込める系』の美味しいソーダ割りのお店を

先日初めて見つけました!!

ようは。。。

『こだわる内容』と

『ソーダへの愛情』ですね。

どっちが好きか?と聞かれればくさのっちは

『開かす系』ですが、「これもアリやな」と思えた一杯でした。

未熟なのにあまり生意気な事書いたらあかんなぁ。。。

と思えた一杯でした。
  

Posted by くさのっち at 00:11Comments(2)TrackBack(0)僕の○○論

2009年04月24日

『僕のバースプーン論』からのプレゼント



「くさのくん。ほら、前に言ってたヤツ。」


ある日、お客様からの突然のプレゼント。

以前この『扉の向こう側。。。』で書いた『僕のバースプーン論』を

読んで下さったお客様が、バースプーンを下さったんです。。。

この方は、趣味で金属加工をしていらっっしゃるとの事。

キャンプも趣味の一つで、ナイフなどの加工や今では、

ランタンのリペアにはまっていらっしゃるそう。

今から50年以上前のランタンをリペアして使ったりするんですって!!




で、バースプーン。

フォークの部分は三本ある先の真ん中を取り、磨いて下さってます。

スプーン部分は削り込み、更にの角度を変えて下さっています。

手作りとは思えないほどの精巧なバースプーンです!!

「削ったり、磨いたりで、だんだんこの形に仕上げていくんだよ。」

言葉では簡単におっしゃって下さいましたが、大変な作業だと言うのは

手に取ってみてすぐに分かりました。

本当にありがとうございます。





で、このバースプーンなんですが。。。

異常な使いやすさデス!!

正にこのスプーンはくさのっちのバースプーン使いの言い方であれば

スプーンとフォークの丁度中間。いとも簡単にソーダ割りが湧きます!!

こればかり使うと腕が悪くなりそうな感じがするくらい、凄い代物です。

通常、スプーンの方を使うと纏まりや湧かすのは簡単に出来るのですが、

微妙なニュアンスや表情が付け辛く、フォークの方ではある程度の

使いこなしが出来なければ、混ざっているだけでニュアンスどころか

お酒を湧かす事も難しい。だからくさのっちは以前も書いた様に

復帰後、自信が無かった時はスプーンを使っていたのですが。。。

あの『僕のバースプーン論』を書いたのはそんな自分とサヨナラする為。

もう一度、復帰前の様にフォークでお酒を創る為のきっかけとして書いたんです。

しかし。。。

このバースプーンを使うと直ぐに湧く上に、表情も付けやすいんです!!

虜になりました。。。

今までは5杯一気に創る時などは、ソーダを入れるタイミングから

入れた後の、ソーダの回り方などをかなり注視しないと難しかった作業が

この作って下さったバースプーンを使う事により、味の表情を簡単に表現できるんです。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

確かに大したものではないのですが、
未熟な私がそれなりに手間を掛けて作ったものなのです。
だから、勝手ながら、 僕が使って頂きたいと思ったバーテンダーにしか差し上げない。

欲しいからくれと言われても、ただではあげない。

別にお金を取ろうということではなく、
仕事に対する技術と情熱を見せて頂き、
納得できる方なら、
それはもう!
僕から押し付けるようにしてでも使って頂きたいと思ってる。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


これはこのバースプーンを作って下さったお客様の日記の一部をそのままコピペ。

くさのっちにこのバースプーンを下さった翌日にこんな嬉しい日記を

書いて下さっていました。

こんなに素晴らしい作品を頂けて本当に嬉しいです。。。

これからもこのバースプーンと一緒に皆様に喜んで頂ける

芦屋日記を目指して頑張ります。

人の気持ちや空間を大切に出来る場所を目指して。。。

そしていらっしゃって下さったお客様の前には素晴らしく美味しいお酒が。。。

なかなか素敵ですよね。

  

Posted by くさのっち at 00:10Comments(5)TrackBack(0)僕の○○論

2009年01月28日

僕のバースプーン論:本文



で、本題デス。

確かにフォークよりスプーンの方が圧倒的に味ブレが少ないと思います。

ただ、どの状況でも果たしてグラスの下までスプーンが届くかは謎ですが。

また、フォーク使いが旨くなると120点のモノが出来る事も多々ありますし、

どの状況にも対応出来る技術が身に付くと考えます。

よく修行時代に厳しくて優しい師匠に僕が創ったソーダ系カクテルを

フォークでステアし直して味を変えられたモノです。。。

ソーダ感が抜け過ぎていたら難しいですが、ベースの味が立っていないモノをステアし直して

味を出し直す事はある程度のレベルまで来たら出来るのですが、

当時は魔法使いの様に思ったものです。。。

次に考えないといけないのは、味のほどけるスピードですよね。

最初は美味しくても、段々味がバラバラになってくる時がありますよね。

それもスプーンでなくフォーク使いが旨くなるレベルに達すると

スプーンだろうがフォークだろうが関係無く 『魔法がとけにくい』

技術が備わっていると思っています。

実はくさのっちは修行時代、スプーン禁止令を出されて

上記の様な事を教わったんです。

でも、実践して初めて身に染みて感じました。

スプーンの簡単さと、フォークの難しさを。。。

結局、スプーン・フォークのどっちが正解かなんて分かりませんが

くさのっちはフォーク使いが旨いバーテンダーに出会った時、その方の修行時代を

想像したりしちゃいます。。。

自分自身がフォークしか使わない日が来る事を夢見ながら。。。



と、言う事でした。三日間のお付き合いありがとうございました!!

あっ!!皆様!是非『閉じ込める系』の美味しいお店があったら教えて下さい!!

偏見は無くさないといけないなぁ。。。とこの記事を書きながらつくづく思ったくさのっちでした。
  

Posted by くさのっち at 06:00Comments(5)TrackBack(0)僕の○○論

2009年01月27日

僕のバースプーン論



ちょっと書いてる途中で熱くなり過ぎました。。。で、二日に分けちゃいます。。。
(結局三日になってしまいましたが。。。)



と、言う事でエピソードⅠです。



皆さん。(カクテルを自分で作る人限定ですが)

ソーダ割り系のモノを創る時は

バースプーンってどっちをよく使われますか?

スプーン?フォーク?

あくまでもくさのっち理論ですが。。。

出来ればスプーンの方を使いたい。。。

かな。。。今の実力では。

これは以前『謎のバーテンダー』さんの記事にもあったのですが

『開かす系』のソーダ使いをする人にしか分からないかもしれません。

はっきり言ってくさのっちは『閉じ込める系』のソーダ割りは嫌いです。

あんなソーダ臭が残ってて、なんの技術もなく「そーっと」注いだだけのモノ。

まぁ、お客様のオーダーでソーダ臭が好きな方は別ですが。。。

あの「そーっと」注いだ『技術の無いソーダ割り』のせいで

どれだけの人がジンリッキーを嫌いになってるか。。。

ソーダ系のカクテルは絶対モノを 『湧かさ』 ないと!!

くさのっちはそんなお客様に

「一度、僕のジンリッキーを飲んでみて下さい!!」

ってお願いして、何度ジンリッキーのイメージを変えて頂いたか分かりません。。。

まぁ、 『混ぜる』 と思ってるジンリッキーは問題外ですが。。。

でも、そりゃそうですよね。

炭酸を生のままで飲むのが好きな方って少数派だと思うんです。。。

あっ!決してくさのっちのジンリッキーが美味しいと言うお話しでは

無いので誤解なさらないで下さいね。。。

あくまでも『開かす系』か『閉じ込める系』かのお話しなんで。。。

まぁ、僕がまともな『閉じ込める系』を飲んだ事が無い偏見かもしれませんが。


明日へ続く。。。

  

Posted by くさのっち at 06:00Comments(0)TrackBack(0)僕の○○論

2009年01月26日

僕のバースプーン論:余談



とてもややこしいですが。。。

『僕のバースプーン論』って題名で記事を書こうと思ったら

熱くなりすぎてメッチャ長くなったんです。

で、三部構成にしたのですが。。。

「スターウォーズ」ではありませんが

1,2,3の順番でUPするより

3,1,2の順番でUPした方が皆様に誤解が少ないかな。。。

と思いまして。

もし宜しければ三日間くさのっちの『僕のバースプーン論』にお付き合い下さい。

では、まずエピソードⅢから。。。



昨日(明日からですよね。。。)までの記事を書いている途中に久々に自分自身で

『閉じ込める系』のデュワーズソーダを創ってみました。
(ジンリッキーは嫌だったんで。。。)

ん。。。思ったより美味しい。。。

結局、お酒に対する愛情の問題かな?

ようはどのように注ぐかってとても重要ですよね。。。

その後、フォークでステアし直し。。。

やっぱりこっちが好きデス。はい。

  

Posted by くさのっち at 06:00Comments(0)TrackBack(0)僕の○○論

2008年12月23日

僕のソーダ割り論 Re

この記事はウスケバを始めて4日目のモノなのですが

くさのっちの中でとても大切にしてあるモノです。

始めたばっかりの時なのでUPの仕方が下手くそで。。。

そのリバイバル版で見やすく修正致しました!!



今日は少し生意気ですが僕のソーダ割り論です。あくまでも僕の主観なので。。。

まず、僕はスコッチ(特にモルト)を冷凍庫に入れる意味が分かりません。

「爽快な口当たりになる。」「すっきりして飲み安い」etc色々な意見がありますが

正直僕は嫌いです。風味・味わい・香りともに

ある一定の温度を下回るとグンと落ちませんか?

最近の流行の一つに「ハイボール」ってありますよね。

キンキンに冷やしたグラスにキンキンのウィスキー。

そして氷を入れずにソーダUP!!で、香り付けのレモンピール。

これは、トリスなどのお酒をいかに美味しく飲むか考え抜かれた

素晴らしいカクテルだと思います。で、なぜスコッチでも同じ事をするんでしょう?

高価なお酒を昔のハイボールに思いをはせながら

「うーんこんな悪戯な飲み方でモルトを飲んじゃっ た!!」と言うのなら

メッチャお洒落な遊び心だと思います。

でも、ウィスキーの美味しいソーダ割りは

「ハイボール」スタイルでは無いと僕は考えています。

余り冷えすぎていないグラスに適度の氷。

そして氷を伝わせながらウィスキーを。

で、ソーダを少し勢い良くUP。

ここでそ~っと注いだり、ステアをさっとしかしないと

ソーダの臭さがウィスキーの邪魔になるので、

融合させる様ステアでウィスキーとソーダを湧かせてあげます。で、お客様の前へ。。。

名前は「ソーダ割り」ですがウィスキーをソーダで割ると思って僕は創りません。

ウィスキーの芳醇な香り・旨味をソーダで優しく包み込む。

そんな気持ちで今までの何万杯を創ってきました。

でも、「ハイボール」ってジャンルで一番美味しいのは

やっぱり「グレンリベット」っすかね!?僕は勿体無く感じるんで余り頼みませんが。。。




と、言う訳です。最近、某メーカーさんのCMのせいか

『ハイボールの』オーダーが多い様な気が。。。

CMが氷ありの映像でホントに良かった。。。と、思うくさのっちでした。

あっ☆今、芦屋日記ではハイボールに『レモンピール』ではなく、

柚子皮をそいだ『へぎ柚子』のハイボールが人気です!!

爽やかに『日本の冬』を感じれちゃいます。。。


  

Posted by くさのっち at 18:01Comments(2)TrackBack(0)僕の○○論

2008年12月22日

僕の『水割り論』



以前の『ソーダ割り論』に続き僕のといいますか、厳しくて優しい師匠の『水割り論』です。

これはこの『扉の向こう側。。。』が全国ランキング10位以内に

入った時にUPしようと以前から決めてました。


みなさんウィスキーなど大半のお酒が加水されてボトルに詰められているのはご存知ですよね?

もう10数年以上になるのですが、この件で僕はバーテンダーの素晴らしさを感じ、

この道の深さに衝撃を受けた出来事でした。



~~~~~深夜3時~~~~~

この日も営業が終わってから厳しくて優しい師匠が僕の為に練習に付き合って下さってました。

お題は『グレンリベット水割り』。



「うーん。まだまだアカンな。。。」


「すいません。。。」



いつも通り厳しくて優しい師匠は半分を飲んで下さった後グラスが僕の元に。

これは「なぜこの創り方でこの味になったのか」を造った本人が確かめる為。



「お前はバーテンダーが創った『水割り』って飲んだ事あるか?」



「はい。何度かはあります。」



「じゃあホステスさんのは?」



「はい。それもあります。」



「バーテンダーとホステスさんの創る『水割り』の違いってなんや?」



「えっ!(正直考えた事がない。。。)お酒の濃いさとかですか?」



「そう考えるヤツは三流やな。お前はバーテンダーが創る『水割り』と

ホステスさんの創る『水割り』にその差しか分からんかったんか?」



「。。。。」



「もしくはお前がロクなBARでしか水割りを飲んでない証拠や」



「と、おっしゃいますと。。。」



「ええかっ(←これは師匠の口癖デス)バーテンダーが創る『水割り』は

元のお酒を伸ばして上げないとアカンねん。

スコッチは樽に入ってる時、アルコール度数は何度くらいあるねん?」



「60度前後です。」



「そうやろ。じゃあボトルに入ってるスコッチは?」



「45度前後です。」



「せやな。じゃあなんで樽に入ってる時とボトルの度数が違うんや?」



「加水しているからです。」



「その通りや。リリースする樽のモルトは美味しいけど万人が飲める度数ではないわな。

じゃあ飲み易い様、加水してボトルに詰めましょって訳や。」



「はい。」



「そのお酒をお客様が『水割り』でってオーダーされた時、バーテンダーが

考えなアカンのは、そのお酒の樽に居た時の状態をイメージしながら、

その美味しさを綺麗に伸ばしてグラスに表現するのがホンマモンの仕事や。」



「。。。。」



「ええかっ、ホステスさんの『水割り』はいかにお客様の邪魔にならずに

その場を楽しんで頂ける様、創ってる。流行ってるお店の『水割り』は

邪魔にならず、ホンマに美味しい『水割り』や。反対に流行ってない

お店の『水割り』は薄いだけのアルコールの水割りを出してるお店や。

でも、BARは違うで。ここはお酒を純真に楽しむ場所でないとアカンねん。

ただ水でお酒を薄めた様な『水割り』を出すのは三流の仕事や。

そのお酒を生のままで飲んだイメージを想い浮かべながら、その旨味を綺麗に均等に

水で伸ばして上げる。これがバーテンダーの創る『水割り』やねんで。」




僕は当時「美味しさを均等に伸ばす」と言う概念が全くありませんでした。

正に水でお酒を薄めただけの物を創っていましたし、『水割り』ってそう言う物だと思っていました。

ここで書いている事はこの日の一部を書いていますが、他にも今の僕がバーテンダーとして

創る全てに影響を与えた言葉が宝石の様に鏤められていました。

この一日は更にバーテンダーの奥深さに衝撃を受け、

『正しい物』を創る事が出来るバーテンダーに成りたいと強く思いました。




~~~~~一時間後~~~~~

「まだまだやな。でも、味のラインは見えてきたな。

微かやけどグレンリベットの風景が見えてきた。。。」
  

Posted by くさのっち at 18:00Comments(4)TrackBack(0)僕の○○論